ー神風特攻隊だった10歳の少年ー
僕は「神風特攻隊だった」
10歳の少年がそう言った
その子は物心ついた時から「千恵子」と
口にする子だった
1945年沖縄近海、彼は23歳で敵艦に
突っ込んで死んだという
まだ乗った事もない一式戦闘機の操縦
方法を説明し、古い黒電話の使い方まで
完璧に再現した
おもちゃのジェット機は平気なのに
古い戦闘機を見ると涙が堪えきれなかった
彼は「千恵子」という女性の名前を
繰り返し口にしていた
スマホで自ら検索
ある老婆の若い頃の写真を見て言った
「この人が俺の愛した千恵子だ」そして
横に写っていた男を指さして言った
これが前世の自分
専門家が調べると本当に特攻で死んだ兵士が
千恵子宛に書いた最後の手紙が残っていた
彼はその墓を訪れ
「自分の場所がここにあって安心した」
と呟いて静かに涙をこぼした
*この男の子の壮絶な自分と千恵子探し
の旅を私はテレビで見ていました
専門家に絵を見せられ自分が懐かしいと
感じる絵を指さす所から始まった
男の子の親が「千恵子...」とたまに涙を
流す自分の子を見て居られない。と
始まった「千恵子探し」彼は特攻隊員でした
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